2016年8月23日火曜日

NEIL YOUNG "AFTER THE GOLD RUSH"

NEIL YOUNG "AFTER THE GOLD RUSH" です。

ニールの初期4枚のソロアルバムは全て、ティーンネイジャーだった私にとって強力なインパクトを与えてくれた名盤ですが、 "AFTER THE GOLD RUSH"は最初に買ったニールのアルバムで、特に思い入れのある一枚。
ギターを弾き始めてニールのコピーを始め、今思えば赤面ものですが、17才だった私はヤマハのアコースティックギター1本かついで、楽器店主催のフォークコンテストやアマチュアコンサートに出かけては、自己流100%の"TELL ME WHY"や"COWGIRL IN THE SAND"を数十人の観客を前に披露したものです。
アコースティックギターの弾き語りでもロックを感じさせるニールの作品は、やはり彼のルーツがロッカーだった事を見事に証明していますね。


こちらはニールのソロデビューアルバム。名曲"THE LONER"も一生懸命コードを探してコピーしました。



2016年8月17日水曜日

traffic " Welcome to the Canteen"

トラフィック再編直後のライブ、"Welcome to the Canteen"。


 
私が17才のころ初めて買ったトラフィックのアルバムです。何の知識も無く、多分当時愛読していたニューミュージックマガジンのレビューを見て、試しに買ってみたというとこです。
実はこれが大正解!トップのMedicated Gooでがっつりとつかまれて、Dear Mr.Fantasyのライブバージョンでノックアウト。未だに購入後40年以上経っても、私にとってロックライブアルバムのトップ5に必ず入ります。
ちなみにこのアルバム、間違いなくトラフィックのアルバムですが、アルバム表記は全てメンバーの個人名のみで、一切バンド名の記載がありません。多分、再編できるかどうか判らなかったので、とりあえずバンド名は棚上げにしてリリースしたのかも。
でもしっかりバンドのロゴは裏面のケチャップに貼られています。

ところでベストトラックのDear Mr.Fantasy、スティーブとデイブの熱いギターバトルが聞けますが、後ろでちゃんとオルガンの音も鳴ってます。私はずっと、これは後からスティーブがダビングしたものと思ってましたが、今日改めてジャケットのクレジットを見ると、クリスの欄にサックス、フルート、エレピ、オルガンと記載されてました。
あのオルガンはクリスだったんだ! サックスの出番はないしね。
さんざん40年も聞いてきて、今更こんな事に気付くのは情けないですが、この記事を書くためにジャケットを見直さなかったら、一生気付かなかったかも...........。




2016年8月12日金曜日

Live Yardbirds! featuring Jimmy Page

発売直後、当のご本人ジミー・ペイジが即刻発売中止、回収したいわく付きのアルバム、
Live Yardbirds! featuring Jimmy Page。

という訳で、当然ながら上の写真も何度も復刻が繰り返されたブートの一枚です。
当時ゼップをスタートしたばかりのジミーにとっては、さっさと拭い去りたいヤードバーズの看板だったのは理解できますが、それほど目くじらを立てる程の事でも無かったのでは?とファンのひとりとしては思います。
まあ、巨額の契約金でアトランティックと契約したばかりのゼップ(ピーター・グラント?)としては、他社のEPICからゼップ前夜とも言うべきこのアルバムが出るのは、アトランティックに対してもまずかったのかも。
内容はと言えば、音質は良好、演奏自体もタイトル通りジミーの独壇場。キース・レルフ他のヤードバースのメンバーの力量不足が指摘されますが、1968年当時としては屈指のロックライブアルバムだと思いますね。なんと言っても演奏が熱い!一部で指摘された闘牛場の歓声もオープニング以外は気になりません。
ヤードバース版"Dazed and confused => I'm confused"が聞けます。

OSANNA " Palepoli "

OSANNA " Palepoli "です。
たかみひろしさんのご尽力で、キングレコードや日本フォノグラムが英米以外のロックの紹介を始めた80年代、最初にキングユーロピアン・ロック・コレクションの一枚として国内でも発売されました。マーキーやフールズメイトで名前だけは知っていた私も、即入手。

初めて聞いた印象は、なんか古臭いだんごっぽい音?でした。
当時既にジェネシスはフィル・コリンズをフロントにして、ゲートエコーなど最新の録音技術を駆使したヒットメーカーに上り詰めていて、それらの最新の録音に比べて個々の楽器の音がクリアに分離して聞こえないような感じがしたのね。

でも何回か繰り返して聞くうちに、あっさりと彼らのめぐらした迷宮の中にはまって、じわじわと効いてくる中毒性にやられちゃいました。
突然出てくる滝のようなメロトロンとアコースティックギターの爪弾きのの落差、はじけるディストーションギターソロとフリーキーなサックスの応酬などなど。最初に感じた分離の悪さも、楽曲のイメージを拡大するためにあえて行ったプロデュースの結果なのではと思い始めたんです。
はっきり言って、彼らのどろどろした混沌の世界に、クリアなデジタルマルチレコーディングは似合いません!

2016年8月11日木曜日

Carole King " Tapestry "

全世界で1200万枚以上のセールスを誇る20世紀ポップスの遺産、Carole King " Tapestry "。

このレコードは発売当初、キングレコードからの国内盤を買いました。毎日のようにラジオで、"It's too late"や"You've got a friend"がヘビーローテーションされてましたね。
シンガーソングライターブームの火付け役でもありましたが、実は彼女は当時既にキャリア10年以上を誇るプロの作曲家。捨て曲がまったく無い、このアルバムのクォリティも彼女にしてみれば、当たり前だったかも。
私はこのアルバムをLPで3枚、CDで2枚買い直していますが、全世界には同じようなファンが膨大な数存在するはず。ちなみに最後に入手したのは、Ode70のオリジナル、1971年版です。