母親が誰かからいただいた某デパートの商品券を私にくれたので、喜び勇んで地方都市のデパートの一角にあったレコード売り場に行きました。
めったに無い買い物が出来るチャンスで、興奮していたにも関わらず、あまりあれこれ悩んだ記憶具ありません。15才の中学3年生だったので、ビートルズも知っていたのですが、何故かそちらに行かずにちょっとだけ試聴してセルメンの新譜を購入。
それまで持っていたレコードは全て7インチで、シングルかコンパクト盤(33回転で4曲入っているお特用盤)。それもポップスかイージーリスニングだけだったので、試聴で1曲目のセルメン版"(Sittin' On) The Dock of the Bay" がおしゃれでかっこ良く聞こえてからかも。
同じ曲でもオリジナルのオーティス・レディング版では地味すぎて、多分良さが判らなかったでしょう。
まあ、結果的にはこの直感は大正解で、このアルバムも現在に至るまで聞き続ける一生盤になりました。特に好きな曲は"Viola (Viola Enluarada)" と"Pretty World" ですが、他の全ての曲もセルメンの垢抜けたアレンジが冴えて、ラニ・ホールの透明なボーカルを引き立てていますね。
0 件のコメント:
コメントを投稿